上場は、調達資金の投資結果が出てから、その成否が見えてくる

2016年08月19日

 

上場の本質的な目的は「資金調達」ですから、

資金調達をしてどう使うのか?が大事です。

 

4月~6月の四半期は多くの企業にとって難しい時期になりました。

上場企業からは昨対割れの決算発表が多く聞かれ、

・伸びない内需(人口減少なので今後も伸びない)

・落ち着いたインバウンド(そもそも一過性のボーナスみたいなもの)

が主な要因と言われていますが、であるならば今後も同じトレンドに

なってしまう可能性が高いと考えられます。

 

環境が厳しくなった時に本当に強い企業が生き残ります。

市場が小さくなるとはいえ、未だ25兆の市場規模ですから、

稼ぐ余地は多分に残されています。

 

企業活動というのはつまるところ、お金を投資して付加価値を生み出し、

それをより大きなお金に変えて再投資する、ということの繰り返しです。

 

ですから、この一つの一つの投資が、

確実により大きなキャッシュを生み続けることが、

すなわち企業成長ということになります。

 

この一つ一つの投資を確実に将来のキャッシュフローへと

繋げられてきた企業こそが、今後勝ち残る企業になります。

 

釈迦に説法の話をしてしまいましたが、話を戻しますと、

上場というのはこれまでに調達したことの無いような大きなお金を、

調達できることになります。

 

そのような大きな金額を、

将来キャッシュフローに繋がらないような誤った投資に繋げてしまえば、

上場後しばらくはその影響は出てこないにしても、

数年の間にその歪が生じ、かつその投資額がとても大きいことから、

企業の存続にまで影響してしまうような大きな歪へと発展します。

 

上場の本筋は「資金調達」であり、

その調達資金の活用方法が何より重要だと考えます。

 

上場によって資産形成するということは何とも羨ましい話ではありますが、

上記本筋がしっかりしていないと、足元をすくわれることになると思います。