事業譲渡の場合は在庫の買取を

2016年09月26日

会社の株式を取得するのではなく、

一部店舗など、会社内の事業のみを譲渡することを

事業譲渡と言います。

 

株式譲渡の場合、売り手から買い手移動するのは株式ですが、

事業譲渡の場合、移動するのは譲渡対象事業に関連する、

資産、契約、ヒトなどとなります。

 

さて、事業譲渡の場合、月末締めでの譲渡が一般的です。

 

何故なら月中での譲渡としてしまうと、

各売上や費用などの日割り計算が発生してしまい、

その手間が膨大にかかるためです。

 

例えば10月15日に譲渡を行ったとすると、

10月1日~15日までは売り手の経営、

16日~31日までは買い手の経営となりますので、

10月の電気代や水道代などの費用は日割り計算し、

売上は15日までと16日以降で分けるなどの手続きが必要となります。

 

ですので、一般的には月末締めとし、

試算表ベースで切り分けられるようにします。

 

さて、例えば9月末での譲渡を行った場合、

9月30日が最終日ですが、最終日に棚卸を行います。

棚卸を行い、在庫を、譲渡対価とは別で買い手に買い取って頂くのが

弊社で支援する形態としては一般的です。

 

在庫も譲渡対価に含まれるのではないか?と言われますが、

在庫はいわば10月以降の費用に関する前払金みたいなもので、

すなわち本来は10月の売上に関する費用となる訳ですから、

買い手が買い取るのが筋と考えています。

 

とはいえ、条件は基本的に相対で決めるのがM&Aですから、

在庫の買取は無にしましょう、と双方で合意すれば、そうなります。