企業によって、企業価値計算は全然違う

2018年02月27日

最近、「企業によってこんなにも企業価値の計算が違うんだ」
と感じる出来事がありました。

中小企業のM&Aでは、
・減価償却前営業利益の〇年分
を計算の目安とすることが多くあります。
しかし、先日お話を伺った企業様に
「基本の考え方は一緒でも、こんなに金額が変わることがあるんだ」
と思う方がいらっしゃいました。

その方は
・引継ぎ後、人を何人か入れるため、その方達の人件費1000万を営業利益から差し引く
・仲介手数料やデューデリ費用を譲渡対価から差し引く
という計算をしており、その計算をすると、元々の提示額の半分位になっていました。

私はその方の計算が間違っているとは思いません。企業様の投資回収計画に合った計算方法なのだろうと思います。但し一方で、他の企業様は別の計算方法をとります。他の企業様が他の計算方法で高い提示額を出してきたら売り手はそちらを選ぶ可能性が高くなります。
自社の計算方法を明確にしつつも、他の企業様は別の計算をしていることだけ頭においていただくと良いと思います。逆に余りに厳しい計算方法を固辞していると、その金額でも誰も買わなかった案件だけしか買えないという事態にも陥りかねません。

平川智章