M&Aは3回壊れる

2017年12月19日

「M&Aは3回壊れる」
とよく言われます。M&Aを始めてから成立するまでに3回破談の危機が訪れるという意味です。

どんな時に破談の危機が訪れるかというと、例えば
・M&Aが現実的に迫ってきて売主の心が揺らいだ
・デューデリで全く認識していなかった負債がでてきた
など、M&Aの土台を揺るがす出来事が起こった時です。
私のようなM&Aアドバイザーの立場ですと、このような時は、売主様から「やっぱりM&Aをやめたい。申し訳ないが白紙にしてほしい」と言われたり、買主様から「こんなんじゃ買収できる訳ないよ、全てなかったことにしよう」と言われたりします。

アドバイザーとしては大変な時なのですが、一方で腕の見せ所でもあります。売主様、買主様の立場を踏まえ、本当にM&Aを破談にしてよいものか考えます。考えた結果、「破談になることは双方の大きな機会ロスだ。絶対解決すべきだ」と思えたなら全力で解決に向かいます。逆に、無理に進めても双方のリスクが大きいと判断した場合には、出来るだけ影響が少ないよう破談に向かわせます。M&Aは非常に大きな決断ですので慎重に慎重に判断します。この判断は非常に経験がもの言います。

売主様、買主様にとって何がベストか。責任ある仕事ですので必死に考えながら活動してまいりたいと思います。

平川智章