M&A用語解説:「企業価値」とは

2017年11月16日

企業価値と言えば、企業の価値ですから、M&Aの場合は要するにそれが譲渡するときの金額のことでしょう、と当然に思うと思います。

しかし、M&Aの業界では「企業価値」という特定の単語が存在していて、それはM&Aにおける譲渡価格とは別の意味になります。とてもややこしいですが、同業の方とのコミュニケーションを取る上では理解して使わざるを得ません。。

企業価値はEVと呼ばれることもあります。Enterprise Valueの略でこれは直訳そのままです。

算出方法ですが、

「株式時価総額+ネット・デット(純有利子負債)」

です。

会社を譲渡するときに、会社の評価をして、じゃあ発行済み株式の100%を1億円で売りましょう、と決まったとします。この1億円が上記の計算式における株式時価総額に当てはまります。そして、その会社の純有利子負債が仮に2億円だったとすると、企業価値は3億円ということになり、株式譲渡価額は大きく違う金額となります。

純有利子負債の説明、並びに上記考え方の背景はまた次回説明致します。