親族(社内)への承継か、外部への承継(M&A)かを決めるのはお早めに

2017年08月23日

どの経営者にもいずれ事業承継のタイミングが必ずやってきます。

 

お判りの通り、理想の承継をしようと思えば準備が必要です。

譲る人、受ける人、対象となる企業、この全てがWINとなるようにするには、

それなりに準備が必要です。

 

さて、事業承継といえば

  1. 親族(社内)への承継か、
  2. M&Aによって外部の人間・企業に承継するか

のいずれかの選択肢となりますが、実はそれぞれに向けての準備は根本的に異なります

 

そのため、どちらに承継するかは早いこと決めておくことをお勧めします。

具体的に何が変わるかといいますと、

  1. 親族(社内)への承継は、企業価値を落とす方向へ準備する
  2. 外部への承継、企業価値を高める方向へ準備する

ということです。

 

ちゃんと利益を出している企業であれば、皆様が想像する以上に、

会社の税務的評価は高くなっていたりします。

企業価値が高い状態で譲渡しようとすると、その買取資金のねん出が大変だったり、

税金をたくさん払わないといけなかったりします。

ですから、承継前に企業価値を落とすように準備していきます。

具体的には含み損を抱える資産を売却したり、

退職金を支払うことで内部留保を吐き出したりします。

 

一方で外部への承継をしようと思えば、これは要するに売却するということですので、

より高く買ってもらえるように、企業価値を高める努力をします。

 

対策が逆行するため、親族に承継しようと思っているのに、

頑張って企業価値を高めてしまうと、承継が大変になります。