梅の花グループによる、サトレストランシステムズ社のすし半事業買収は、双方に戦略的意義あるM&A

2017年02月16日

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2月14日、梅の花グループによるサトレストランシステムズ社のすし半事業の買収が発表されました。
双方にとって、戦略的意義あるM&Aと感じましたので紹介させていただきます。

 

まず、双方の事業を紹介させていただきます。
売り手のサトレストランシステムズ社は、
連結年間売上高約400億をあげる東証一部上場企業です。
和食ファミリーレストラン「和食さと」(202店舗)、
活魚廻転寿司「にぎり長次郎」(53店舗)、
天丼・天ぷら本舗「さん天」(35店舗)、
かつや(35店舗)、
昨年M&Aで取得した、めしや 宮本むなし(69店舗)、
今回M&Aで売却した、和食鍋処 「すし半」(13店舗)、
などを展開しています。

一方で、買い手の梅の花グループは、福岡に本社を置く
連結年間売上高約300億をあげる東証二部上場企業です。
湯葉と豆腐の店「梅の花」(67店舗)、
かに料理専門店「かにしげ」(3店舗)、
寿司テイクアウト「古市庵」(132店舗)、
梅の花テイクアウト店(17店舗)、
などを展開しています。

 

今回のM&Aが双方にとって、戦略的意義があると感じたのは
「サトレストランにとっては、ファストカジュアル業態への注力」
「梅の花グループにとっては、仕入れのスケールメリット、物流等のシナジー効果」
が見込めると感じたからです。

 

サトレストランでは、
サトピラミッド(http://sato-restaurant-systems.co.jp/ir/pyramid/)という
戦略を提唱しており、
・高価格で労働集約的な店舗から、低価格でシステム化された業態まで幅広くブランドを保有する
・今後は低価格でシステム化された業態の需要が高まると予想されるため、すそ野を広げていく
という方針をとっています。
今回のすし半事業は、高価格で労働集約的に位置する業態であり、
こちらを手放すことで、今後ファストカジュアル業態へより注力すると考えられます。

 

一方で梅の花グループは、
全く同じ業態自体は保有していないものの、
食品など共通する部分の多い業態を展開しています。
今回のM&Aにより、食品や消耗品の仕入れ、物流の効率化などの効果が見込めます。
このように今回のM&Aは現時点では双方にとって非常に意義のあるものと感じられます。
今後の展開に要注目です。

 

(M&Aに関するお問合わせはこちら ⇒ http://foosta-ma.com/contact/ )